虫歯治療|【12月3日開院】富士市松岡の歯医者|富士こばやしおとなこども歯科

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虫歯治療

虫歯治療|【12月3日開院】富士市松岡の歯医者|富士こばやしおとなこども歯科

当院の虫歯治療の特徴

当院の虫歯治療の特徴

当院では、患者様の歯の健康状態や治療方針について丁寧にカウンセリングを行い、しっかりとご理解いただいた上で治療を進めることを大切にしています。また、できる限り痛みを軽減した治療を目指しています。

むし歯治療

むし歯について

口の中には10兆個以上の細菌が存在するといわれ、その中でも、むし歯の原因となる酸を作り出す酸産生菌が全体の70~80%を占めると考えられています。代表的な菌としては、ミュータンス菌とラクトバチラス菌が挙げられます。ミュータンス菌は、飲食物に含まれる糖分を摂取・分解して酸を生成し、この酸が歯を溶かすことでむし歯が発生します。一方、ラクトバチラス菌は、ミュータンス菌が作ったむし歯のザラザラした部分や、奥歯の溝、詰め物や被せ物の隙間に生息し、酸素が少ない深いむし歯の中でも酸を作り出し、むし歯をさらに深部へと進行させます。

むし歯は初期段階では自覚症状がほとんどなく、日常的なケアを怠ると進行し、最終的には痛みを伴うようになります。早い段階で治療を始めれば、比較的簡単な処置で治すことができます。むし歯の兆候がある場合は、早めの受診をおすすめします。

むし歯の要因

1.歯質

歯質は個人差があり、むし歯のなりやすさを左右します。歯質を強化するためには、再石灰化を促すフッ化物を利用したり、唾液の分泌を促進するためにしっかり噛むことが効果的です。

2.糖分

糖分の多い間食が増えると、口の中が酸性になり、むし歯になりやすい状態が続きます。糖分の少ないおやつを選び、バランスのとれた食生活を心がけましょう。

3.細菌

キシリトールやフッ化物(フッ素)には、むし歯の原因となる細菌の活動を抑える働きがあります。キシリトール配合ガムを噛む、フッ素入り歯みがき粉を使うなどの対策を日常的に意識し、定期的な歯科でのメンテナンスが効果的です。

4.汚れの付着時間

むし歯予防には、糖分を摂取したら早めにうがいや歯みがきを行い、むし歯の原因となる酸を取り除くことが大切です。

むし歯の治療法

ごく初期のむし歯

ごく初期のむし歯

この段階では、まだ治療の必要がなく、要観察の状態です。むし歯菌が放出する酸によってエナメル質が溶け始めていますが、穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状もありません。適切なブラッシングやフッ素塗布により、歯の再石灰化を促すことで治癒が期待できます。

エナメル質に穴が空いたむし歯

エナメル質に穴が空いたむし歯

エナメル質に穴が空いた状態ですが、痛みはまだなく、むし歯かどうかの判断がつきにくい段階です。この段階では、歯を削らずに治療が可能な場合もあり、削る場合でも麻酔を使わず最小限に削ることができます。むし歯部分を削り取り、白い歯科用プラスチックを詰めて、表面をなめらかに整えます。

歯の内部まで進行したむし歯

歯の内部まで進行したむし歯

むし歯が象牙質まで進行している状態です。飲食時にしみる・痛むなどの自覚症状が現れます。この段階では、むし歯の進行が早くなるため、早期治療が重要です。むし歯部分を削り、詰め物で補います。症状によっては局所麻酔を使用します。むし歯が広範囲な場合は、型を取って作製するインレー(詰め物)や被せ物で歯の機能を回復させます。

神経まで進行したむし歯

神経まで進行したむし歯

むし歯が歯の内部にある神経(歯髄)まで進行している状態です。刺激を与えなくても激しい痛みを感じることがあります。炎症が起きている部分と痛んでいる神経を取り除き、神経が入っていた歯の内部(根管)を消毒する根管治療を行います。この段階で治療すれば、歯自体を残すことが可能です。根管治療後は、土台を立ててクラウンを被せます。

歯根まで進行したむし歯

歯根まで進行したむし歯

末期のむし歯です。この段階では神経が壊死しているため痛みを感じませんが、放置すると歯根部に膿がたまり、激しい痛みを引き起こすことがあります。麻酔も効きにくくなり、歯を残すことが難しくなります。多くの場合、抜歯が必要となり、抜歯後はブリッジや入れ歯、インプラントなどで歯の機能回復を図ります。

乳歯のむし歯が及ぼす悪影響

永久歯の質

乳歯のむし歯を放置すると、永久歯の色が黄色く変色したり、乳歯の横から永久歯が生えてきたりすることがあります。むし歯は早めに治療し、乳歯の横から永久歯が生えてきた場合は、早めに乳歯を抜きましょう。

歯並び・かみ合わせ

乳歯のむし歯が進行し、早い時期に乳歯が抜けてしまうと、永久歯の歯並びに悪影響を与えることがあります。かみ合わせが悪くなり、顎の成長や発育にも悪影響が出ることもあります。むし歯だけでなく、このような歯並びやかみ合わせの問題も、生え変わり時期に簡単な装置である程度改善することが可能です。

身体や発育への影響

むし歯によって咀嚼能力が低下し、それにより身体や発育に影響が及ぶ可能性が高まります。

定期検診のメリット

忙しい日々の中で、お子様のお口のケアを完璧に行うのは難しいことです。定期検診では、歯科医師のプロの視点からチェックを受けることで、どこにリスクがあるのかを的確に把握できます。また、日頃のケアのポイントや歯を守るための知識をお伝えし、不安や疑問にお答えする場にもなります。むし歯が見つかった場合でも、定期検診で早期発見・治療を行えば、お子様の負担を最小限に抑えることができます。さらに、継続して通っていただくことで成長過程を観察し、顎の成長や歯並びも含めてお口の中をトータルで管理することが可能です。