口腔外科|【12月3日開院】富士市松岡の歯医者|富士こばやしおとなこども歯科

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口腔外科

口腔外科|【12月3日開院】富士市松岡の歯医者|富士こばやしおとなこども歯科

当院の口腔外科の特長

当院の口腔外科の特長

院長は、口腔外科認定医を取得しており、専門は口腔外科です。京都大学医学部附属病院に約10年間勤務し、口腔領域から全身疾患に至るまで幅広い病気に精通しています。
当院では、その経験を生かして、インプラント手術、智歯抜歯、有病者の抜歯、その他の外科手術に幅広く対応しています。また、富士歯科医師会、静岡県歯科医師会との連携も強固で、対応が難しい場合には、より専門性の高い病院をご紹介いたします。

口腔外科について

口腔外科は、口腔内、顎、顔面およびそれらに隣接する組織に発生する疾患を対象とする診療科です。親知らずの抜歯をはじめ、先天性の唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)手術、顎変形症、唾液腺疾患、良性・悪性腫瘍などの外科的疾患に加え、口腔粘膜疾患、神経性疾患、口臭症などの内科的疾患、交通事故やスポーツによる外傷なども治療の対象としています。
口腔領域には、歯が原因となるものから口腔がんに至るまで、さまざまな疾患が発生します。こうした疾患に対応する口腔外科は、まさにお口まわりの健康を守るプロフェッショナルです。もし、親知らずが気になる、顎が開かない、口の中に痛みがある、膿がたまっているなどの症状が見られましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

口腔外科でよくみられる相談・症状

  • 親知らずが気になる(大きなむし歯ができている/斜めに傾いて生えている、横に倒れて生えている/何度も腫れを繰り返す/歯並びを乱す原因になっている/顎の関節に影響を与えている/向き合う歯ぐきを噛んでいる、粘膜を傷つけている/周囲に嚢胞がある)
  • 口を開けると痛みがある
  • 噛んだときに歯に痛みがある
  • 口を大きく開けることができない
  • 口の開閉時に顎の関節から音がする
  • 頭痛や肩凝り、首筋周辺に異常がある
  • 耳鳴りや難聴など、耳周辺に異常がある
  • 歯の欠けや折れ、口の中の裂傷
  • 顎の骨折や外傷
  • 口内炎が治らない
  • 口の粘膜などに発生する良性および悪性腫瘍
  • 唇顎口蓋裂などの先天異常
  • 矯正治療だけでは治らない顎変形症
  • 血液疾患や膠原病など口の中に症状を表す全身疾患
  • 舌の痛み、味覚の異常、口の渇き

日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。お口まわりで気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。

口腔外科の主な病気と治療

抜歯

抜歯は、むし歯や歯周病が進行し、もはや歯を保存できない場合に行われます。近年の歯科医療では、できる限り歯を残すことが重視されていますが、それでも抜歯が必要になるケースは少なくありません。また、歯の矯正や他の病気の治療の一環として、抜歯が必要になることもあります。

通常、抜歯は部分麻酔で行われますが、場合によっては入院して全身麻酔のもとで行うこともあります。抜歯の方法は、患者様の状態によって異なります。また、血液の病気で出血が止まりにくい方や、他の臓器に影響を与える病気を持っている方の場合、抜歯を避けることもあります。

当院では、全身疾患をお持ちの方の抜歯にも万全の態勢で対応しています。

口腔粘膜疾患

口腔粘膜疾患とは、舌や頬、口蓋、口底、口唇、歯肉などの粘膜に、炎症や腫瘍、アレルギー症状などが現れる病気です。口の中の粘膜は外部からの刺激を受けやすく、また多くの常在菌が存在しているため、症状が変化しやすいという特徴があります。しかし、当院では「腫れ」や「潰瘍」、「変色した部分」などを細かく診断し、最適な治療に結びつけています。

口腔内腫瘍

口腔腫瘍は、大きく分けて良性腫瘍と悪性腫瘍の2つに分類されます。良性腫瘍には、顎骨といった硬組織に発生する歯原性腫瘍と、軟組織に発生する非歯原性腫瘍があります。

一方、悪性腫瘍である口腔がんは、発生する部位によって分類され、代表的なものとしては舌にできる舌がんや、歯ぐきにできる歯肉がんが挙げられます。

口腔がんの主な発生要因には、喫煙や飲酒が含まれます。喫煙者の口腔がんによる死亡率は、非喫煙者の約4倍ともいわれており、過度の飲酒も高リスク要因とされています。また、不衛生な口腔内やヒトパピローマウイルス(HPV)感染も原因として挙げられます。

口腔がんができやすい場所は、舌や歯茎、頬の粘膜です。特に中高年の方は、毎月セルフチェックを行い、少しでも異変を感じたら、早めに診察を受けることが重要です。

口腔がんのセルフチェック

  • 治りにくい口内炎や出血しやすい傷がある
  • 口腔内に盛り上がったできものや固くなった部分がある
  • 顎の下や首の脇に腫れがある
  • 食べたり飲みこんだりすることがスムーズにできない
顎関節症
(がくかんせつしょう)

顎の関節とその顎に関連する筋肉(咀嚼筋)の病気です。「顎が思い通りに動かずに、食べ物が噛みにくい」「顎を動かすとカックン、コッキンといった不快な音がする」「痛みで口が開かない」といった症状が認められますが、顎だけでなく、片頭痛や肩こり、腕や指のしびれ、鼻や耳にも不快感が生じることもあります。原因としては、ストレスを含む精神的な要因、噛み合わせの異常、夜間の歯ぎしりやくいしばり、頬杖(ほうずえ)などの癖、解剖学的な問題などが考えられています。

症状は多岐にわたり、軽度から重度まで個人差が大きいという特徴がありますが、重い症状の場合、放置すると進行して顎の機能が破壊されてしまうこともまれにあります。症状があればお早めの受診をおすすめします。

顎顔面外傷
(がくがんめんがいしょう)

口まわりや口内、顔面に受けた外傷を顎顔面外傷といいます。これには、歯の割れや折れ、打撲、脱臼、口腔内粘膜の傷、顔の皮膚の傷、顎顔面骨の骨折などが含まれます。交通事故や転倒、打撲など、原因はさまざまです。

顎顔面外傷は、機能面での問題だけでなく、外見にも影響を及ぼすことがあります。しかし、負傷した部位にもよりますが、早期に治療を受けることで、機能面と外見面の両方での回復が期待できます。そのため、早めの受診が重要です。

顎変形症
(がくへんけいしょう)

上顎骨や下顎骨、あるいはその両方に形や大きさ、位置の異常があることで、顔面の変形や咬合不全(噛み合わせの問題)が生じている状態を指します。このような顎変形症は、通常の矯正治療では対応が難しい場合、外科的な矯正手術が検討されることがあります。治療は主に噛み合わせの改善を目指して行われます。

唇顎口蓋裂
(しんがくこうがいれつ)

口腔や顎に発生する先天性の形態異常として、日本では口唇裂(こうしんれつ)や口蓋裂(こうがいれつ)が最も多く見られます。このほかにも、顔の一部が裂ける斜顔裂(しゃがんれつ)や横顔裂(おうがんれつ)があり、さらに舌にもさまざまな異常が見られることがあります。これらの異常は、程度によって異なります。

治療は出産直後から成人に至るまで、長期間にわたって行われます。口腔外科、矯正歯科、小児歯科、形成外科、耳鼻咽喉科、小児科など、多くの専門分野が連携して行う総合的な治療が必要です。