予防歯科|【12月3日開院】富士市松岡の歯医者|富士こばやしおとなこども歯科

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予防歯科

予防歯科|【12月3日開院】富士市松岡の歯医者|富士こばやしおとなこども歯科

当院の予防歯科の特長

当院の予防歯科の特長

日本人の歯磨きの平均回数は1日2回、1回の歯磨きはおよそ3〜5分程度。歯磨き粉はむし歯にならないため、口臭にならないためのものを選んでいます。これは、日本人の標準的な歯磨きの実態です。
日本人は、毎日、規則正しく歯を磨いているのに、諸外国に比べると80歳を迎える頃には歯がほとんど残っていません。驚くべき事実です。磨いていると磨けているは違うのです。

これは歯磨きの回数や時間だけでなく、どのように磨いているかが重要で歯ブラシの動かし方、歯間ブラシやデンタルフロスの使用など適切な方法で歯磨きをおこなわないと、歯垢を十分に除去できていません。

当院では徹底的に見える化にこだわっています。患者様のお口の中の情報を専用のソフトを使用してビジュアル化。過去に治療を受けた部分も含めて、お口全体の健康状態を記録します。またそれを資料として配布いたします。まずはご自身の状態を正確に把握し理解する。そしてそれをどのようにケアすればいいかを習得してもらうことに力をいれています。

それでも取り残してしまったプラーク、歯石に関しては拡大鏡やEMSなど最新の医療設備を充実させて確実に除去、予防に努めて1本でも多くの歯を残していきます。

予防歯科とは

歯医者は、歯が痛くなったり、むし歯の治療をしたりするためだけに行く場所だと思っていませんか?もちろん、お口のトラブルに気づいたら、できるだけ早く歯科を受診することは重要です。しかし、長い人生を通してお口の健康を守るためには、病気を未然に防ぐ「予防」と「メインテナンス※」が欠かせません。

歯を失う主な原因は、むし歯や歯周病などの病気です。これらの病気を予防することで、歯を失うリスクを大幅に減らすことができます。予防歯科とは、むし歯や歯周病などの病気にならないよう、しっかりと予防を行うことを目的としています。当院では、定期的な受診をおすすめし、患者様のお口の健康をしっかりとサポートいたします。

全身の健康を維持しながら、予防歯科を実践して、生涯にわたりご自身の歯でおいしく食事を楽しめるようにしましょう。

※メインテナンス:むし歯や歯周病などの再発を防ぎ、口内の健康な状態を維持するための定期的な治療

セルフケアとプロフェッショナルケアの両立

予防歯科の中心となるのは、毎日のセルフケアと定期的なメインテナンスです。「予防」の基本は日々の歯みがきですが、歯と歯のすき間や歯ぐきの溝、奥歯の噛み合わせ部分など、セルフケアだけでは完全に汚れを除去することが難しい箇所もあります。そのため、毎日歯みがきをしていてもむし歯ができてしまうことがあるのです。

徹底的にお口の中の汚れを取り除くことができるのが、歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアです。定期的に専門家による歯のクリーニングを受けることで、細菌の温床となるバイオフィルム(強力に付着した多種の細菌の膜)や歯石をしっかりと取り除くことができます。

セルフケアとプロフェッショナルケアを両立させることで、お口の健康を長期間にわたって維持し、むし歯や歯周病のリスクを最小限に抑えることが可能です。

歯科で行うプロフェッショナルケア

プロフェッショナルケアでは、歯垢や歯石の除去をはじめ、口腔内診査や歯みがき指導など、専門的なケアを提供します。

1.PMTC
(プロによるクリーニング)

PMTCとは、専門家が専用の機器を使って歯を磨き上げる「Professional Mechanical Tooth
Cleaning」の略称です。毎日の歯みがきでは取り切れない歯の汚れやバイオフィルムを、歯科医師や歯科衛生士が、専用の器具とペーストを使用して、歯の表面や歯周組織から徹底的に除去します。このクリーニングにより、汚れの再付着も予防できる効果が期待されます。

2.スケーリング
(歯石取り)

歯石は、歯垢(プラーク)が石灰化してできた硬い塊で、通常の歯みがきでは取り除くことができません。歯科では、スケーラーという専用の器具を使って、歯の表面や歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)にある歯垢や歯石を徹底的に除去します。このスケーリングは、初期の歯周病(歯肉炎)の改善にも効果的な治療法です。

3.エアフロー

当院では、EMS社のエアフロープロフィラキシス
マスターを導入し、最新のパウダークリーニング技術を提供しています。エアフローは、非常に微細なパウダーをジェット噴射で歯に吹きかけ、頑固な汚れを効果的に除去するクリーニング装置です。当院の機器は少量のパウダーで効率よく汚れを落とせるため、従来よりも快適なクリーニングを実現します。

この技術は、歯の着色やヤニの除去だけでなく、歯周ポケット内の歯周病菌の除去にも効果的です。そのため、当院では歯と歯茎の健康を維持するために、このエアフローを積極的に活用しています。

特にエアフローパウダープラスは、わずか14μmの微細な粒子で構成されており、歯面を傷つけることなく優しく汚れを取り除くことができます。このパウダーは歯茎や歯質にも優しく、安心してお使いいただけます。

さらに、甘い風味と穏やかなパウダーのため、2歳以上の幼児、歯列矯正およびメインテナンスだけでなく、予防ケアおよび歯周治療の患者様にも適しています。これにより予防ケアや歯周治療を受ける患者様にも、心地よく治療を受けていただけるよう設計されています。

当院では、汚れの性質に合わせて2種類のパウダーを使い分けています。歯に優しく、軽い汚れを除去するためのプラスパウダーと、頑固な汚れをしっかり落とすレモンパウダーです。以前、パウダークリーニングを受けた際に粉が舞って不快な思いをされた方も、ぜひ一度、新しいエアフローをお試しください。きっと従来とは異なる、快適でスムーズなクリーニングをご体験いただけるはずです。

4.フッ素塗布

フッ素塗布は、小児歯科専用と思われがちですが、成人のむし歯予防にも非常に効果的です。フッ素(フッ化物)には、「初期のむし歯を修復する」「歯のエナメル質を強化する」「むし歯菌の活動を抑える」といった効果が期待されます。定期的にフッ素塗布を行うことで、歯をコーティングし、むし歯の予防を強化します。理想的には、3カ月に1度程度のフッ素塗布が推奨されます。

ご自宅で行うホームケア

一人ひとり歯並びも異なり、歯みがきの仕方にも個人差があります。ホームケアの指導では、各個人に合った歯みがきの方法や、適切な歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスの選び方などをお伝えし、ご自宅でのホームケアをより効果的に行えるようサポートいたします。

1.ブラッシング方法

むし歯や歯周病の主な原因は歯垢です。丁寧なブラッシングによって、この歯垢の大部分を取り除くことができます。ブラッシングの基本は、みがき残しを防ぐために、1本1本の歯を優しく丁寧にみがくことです。歯の表面をみがく際は、歯ブラシを直角に当てて小刻みに動かす「スクラッピング法」を用います。また、歯と歯ぐきの境目は、歯ブラシを45度の角度に当てて小刻みに動かし、汚れを掻き出す「バス法」が効果的です。いずれの場合も、力を入れすぎないよう注意しましょう。

2.デンタルフロス

歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスを使用すると効果的に落とすことができます。糸状のデンタルフロスは、歯と歯のすき間に通して汚れを取り除きます。ホルダー付きのフロスもあるため、ご自身が使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

3.歯間ブラシ

歯間ブラシは、歯と歯の間の汚れを取り除くために使用します。歯間ブラシには様々な太さがあるため、自分の歯に合ったものを選びましょう。前歯と奥歯で歯と歯のすき間が異なる場合、それぞれに合った太さのブラシを使い分けると効果的です。

4.キシリトール

キシリトールは、むし歯予防効果が実証されている天然甘味料で、厚生労働省から食品添加物として認可されています。世界保健機関(WHO)や国連食糧農業機関(FAO)もその効果を認めています。キシリトールは、ミュータンス菌の増殖や歯垢の形成を抑える効果が期待され、食後にキシリトール配合のガムなどを摂取することがむし歯予防に有効です。

小児の予防歯科

むし歯菌は人から人へと感染します。特に問題となるのがミュータンス菌で、一度大量に感染すると、なかなか排除することが難しいという問題があります。実は、生まれたばかりの赤ちゃんにはむし歯菌(ミュータンス菌)は存在しません。赤ちゃんにむし歯菌が感染するのは、たいていご家族からで、特にお母様が密接に関わることが多いです。例えば、口移しで食べさせたり、親の箸やスプーンで食べさせたりすることで、むし歯菌が移ってしまうのです。

むし歯菌に感染しやすい時期は、生後10カ月頃から乳歯列が完成し、硬いものが食べられるようになる約2歳半までと言われています。この期間中は、赤ちゃん用の箸やスプーンを専用のものにしたり、離乳食の際に口移しを避けるなどの工夫が大切です。

日頃の歯ブラシ習慣も重要です。小さい頃は、お母様が一緒に歯みがきを行い、きちんと磨けているかの確認と仕上げをしてあげることが必要です。また、小児歯科で定期的に検診を受け、ブラッシング指導を受けることもおすすめです。

フッ素塗布は、むし歯菌が作り出す酸の生成を抑制する効果が期待でき、特に乳歯や、生えたての永久歯には高いむし歯予防効果があります。3~4カ月に1回のフッ素塗布をおすすめします。

シーラントは、むし歯になるリスクが高い歯の溝を、歯科用プラスチックで塞ぎ、汚れがたまらないようにする処置です。乳歯は形が複雑なため、シーラント処置は特に効果的です。特に奥歯の深い溝は汚れがたまりやすく、むし歯になりやすい場所です。奥歯が生え始めたら、できるだけ早いうちに溝をコーティングするシーラント処置を行うことをおすすめします。

予防歯科の流れ

1

問診票の記入

来院後、まず問診票の記入をしていただきます。

2

カウンセリング

医師がご記入いただいた問診票を確認しながら、お口に関するお悩みや気になっていることについて伺います。

3

歯周基本検査

むし歯や歯周病の状態、また、将来むし歯や歯周病になりやすそうな部分をチェックして、ご説明します(必要に応じて、口腔内写真、デジタルレントゲン検査、唾液検査を行います)。また、すぐに治療が必要な歯があった場合には応急処置を行います。

4

お口のプロフェッショナルによるケア

お口の状態と生活環境に合わせて、食事アドバイスや正しいホームケアについて指導します。また、歯垢や歯石の除去、コーヒーやお茶、タバコなどによる歯表面の着色除去、フッ素塗布などを行います。